アストロウイルス検出キット
アイピーアストロ
【特徴・用途】
・イムノクロマト法に基づくアストロウイルス抗原の検出。
・糞便中のアストロウイルスI型(血清型)の検出ができます。
・簡易な操作で迅速に測定できます。
・カセットタイプです。
・15分で結果が得られます。
・特別な機器を必要としません。
・研究用試薬です。
操作方法
【サンプルの調製方法】
① 検体抽出液1本に対し糞便約50mg を加え(液状便の場合は約 50 μL 程度)、ミキサー等を用いてよく撹拌します。
② 撹拌後、3分静置します。得られる上清をサンプルとして使用します。
【測定方法】
① なるべく固形物を避け上清 80~100 μLをサンプル滴下部にゆっくり滴下します。
② 15 分後、目視にて判定を行います。
判定方法
操作方法に従い反応させ、15 分後、判定部に現れるラインにより判定を行います。
【陽性判定】
判定部のコントロールライン(C)とテストライン(T)の両方にラインが認められた場合、アストロウイルス陽性と判定します。
【陰性判定】
判定部のコントロールライン(C)にラインが認められ、テストライン(T)にラインが認められない場合、陰性と判定します。
【無効・再測定】
判定部のコントロールライン(C)にラインが認められない場合は無効と判定し、別のテストプレートを用いて再度測定を行ってください。
また、抗原量が非常に多い場合は、テストライン(T)に非常に濃いラインが認められ、コントロールライン(C)にラインが認 められない場合があります。
このような場合は、サンプルを検体抽出液で5~10倍程度に希釈し、再度、測定を行ってください。
参考データ
【相関性試験】
【交差反応性】
以下の細菌類、ウイルスには交差反応を示しませんでした。
(1)細菌類
Candida albicans, Enterococcus faecalis, Escherichia coli,
Kiebsiella pneumoniae, Neisseria gonorrhoeae,
Serratia marcescens, Staphylococcus aureus,
Streptococcus agalactiae (group B), Streptococcus mutans (2) ウイルス
ロタウイルス
アデノウイルス 1, 3, 7, 40, 41 型
ノロウイルス GI,Ⅱ
サポウイルス