top of page

ビトロネクチン、ヒト血漿由来

血液及び細胞マトリックス中に存在する糖タンパク質で、分子量75KDaと分解物65KDaの単量体として存在しています。

細胞接着・細胞進展を促す細胞接着因子であり、組織形成維持、血液凝固線溶系、免疫補体系、組織修復、癌転移、神経細胞の分化や突起伸長に関係している多機能なタンパク質です。

組織修復・再生における機能研究、細胞培養の足場(細胞培養容器のコーティング)等にご利用できます。

本製品はモノクローナル抗体のアフィニティー精製カラムを用いて精製されています。

0.2μm滅菌フィルターでろ過滅菌されている無菌溶液です。

​【参考文献】

1)Hayman et al.(1983)Proc. Natl. Acad Sci. U.S.A.80,

   4003-4007.

【​製品規格】

 材料:ヒト血漿

 精製方法:Hayman et al.の方法1)を当社で改変した方法
       (モノクローナル抗体を用いたアフィニティーカラムでの精製;当社標準法)

 濃度  :0.5 mg/ml (濃度はLowry法にて定量)
 容量  :0.2 ml/本(0.1mg/本)
 溶液  :0.15M NaCl,5mM HEPES緩衝液(pH7.4)
 無菌化 :0.2μm滅菌フィルターで濾過滅菌
 保存  :-20℃ 以下

取り扱い上の注意】
 ●​くり返しの凍結・融解は避け、融解後は適当量に小分けして保存して下さい。
 ●ビトロネクチンはガラスに付着しやすいので、ガラス容器での保存は避けて下さい。
 ●本製品は研究用試薬です。
  製品の特徴・性質について十分な知識と経験をお持ちの方の指導のもとでご使用下さい。
 ●本製品は、ヒト血漿を材料に用いております。
  材料入手時に、HBsAg,HIV-1Ag,Anti-HIV-1/2,Anti-HCVが陰性であることを

  確認していますが、未知の病原性を有する危険性を考慮し、取り扱いには充分ご注意

  下さい。

  本製品の使用によって生じたいかなる損害についても、弊社は責任を負いかねますので、

  ご了承の上ご使用下さい。
 ●本製品は研究用に限定されています。
  ヒトへの使用及び、ヒト・動物への医療用・生体診断用に使用しないで下さい。

SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動

(Laemmli法)

Maker

​参考純度:95%以上

​ビトロネクチンのコーティング例

1. ビトロネクチンをPBS(Ca、Mg不含)で目的濃度(5~30μg/mL程度)に希釈する。

2. 細胞培養容器に添加する。

​3. 37℃で2時間~一晩又は4℃で一晩静置する。

4. コート溶液を除去する。

5. PBSで2~3回洗浄する。

bottom of page